今年は新天皇即位に伴い、「祝日」は連続10日になりました。
月の3分の1が赤くなったスマホのカレンダーをみてすごいなあなどと思ったものです。
ヒシルスは仕事の関係で10日全部は休めなかったのですが、それでも、例年よりはたくさんのおやすみがありました。
4月26日
書きたいけどかけてないブログを一気に更新したい、1日くらいは日帰りでお出かけしたい、衣替えしなくっちゃ、昨年末にできずに今年に繰り越しちゃった書類片付けよう、洗車もしたいし掃除もしたい、仕事の関係でやっておきたいこともあるし、趣味でやりたいこともある。録画もたまっているのを消化したいし……おいおい旅行に行かなくてもこれ10日じゃ全然たりないな???
なんて、うきうきしながら、でもこの連休は滅多にないチャンスだから無駄にはしないぞ!っとゆるく連休の計画を考えて楽しみました。
4月27日
熱が出ました。
確かに急に冷えこみはしたのですが。
は???ってなりましたよね???
そして脳裏にうかぶ、連休前に体調不良だった向かいのデスクの同僚。
え、うつされた???
4月28日
遊びに出かける予定は特にたてていなかったのでろぼかにからどうする~っていう連絡がきました。
4月29日
高熱にならないかわりに下がりもしないな??!
このあたりから、徐々に思考に変化がでました。
熱は下がらないしダルさもあるけど、これ風邪だけじゃないな??
疲れが、でたのかなあ……と。
「自分が疲れていた」ことを認めはじめました。
子育てもしていないし、起業もしていない。仕事は忙しいけど少なくともブラックではありません。実はブラック体験済みですが、こんなもんじゃなかった。
同じ部署の人で、休みの日に保護者会に振り回されている話とかよく聞いていたので、私なんて全然楽な生活をしていて、「疲れていない」って思っていたんですよ。
でも、こう寝込んでわかる。
「他の人と比べてどう」じゃなくて「私がしんどかった」んだと。
「何か急に生活とかができなくなって”??”ってなってるうちに動けなくなる」って今現在休職しているおともだちが言っていましたが、ほんとこれ、GW寝込んでわかったけどその通りで。
考えたら、年末年始もお盆も休みとはいえ、掃除や準備、親戚づきあいで全然「休み」ではないから。
こんなに「何もしない」休みは、本当に何年ぶりだろうと思ったら少し泣けてきたので、結構あぶない感じだったのかもしれません。
ブログに書いているように、おいしいもの大好きだし、遊びにもいきたいし、おえかきしたりと趣味も割と多い方だと思います。
とにかく要領が悪いので、平日できなかったことをお休みにしないと追いつかないっていうのもあります。
だから、休みの日も、「何かしたい」ってなるんですよね。
……っていうのは寝てすごしたからわかったお話しで、自覚的には、睡眠時間は極力削らないマンだし、休めていると思っていんですけどね。ただ、「何かしたい」傾向が4月26日の思考によく出ているなあと今なら思う。
気持ちばっかり焦ってたら、休めていませんよねー。
休むということ
疲れちゃった人の漫画とかニュース、エッセイみると、「何もしない大切さ」はキーワードとしてよくでてきます。読み手としては、「とにかく今は焦らず休んでほしい」と思いますし、なんなら、そこまで頑張って何で休めないんだろう??と思っていました。
が。
連休寝て過ごしてちょっとだけわかりました。
それが「自分のこと」にハマらないんですよね。
だって世の中は頑張っている人にあふれているから。
よく「寝てない自慢」みたいな話がありますが、頑張ってるヨーっていう話は美徳とされアピールになるんですよね。
逆に、どうにもしんどいから誰かにきいてほしい、愚痴りたいっていう気持ちもあります。
それらから、とにかく「頑張っている話」は耳に入るんです。
だから、それに比べて私はまだまだ全然だなって思ってしまう。
それが正しい時もあるのですよ。
地味な毎日をコツコツ生きていたら、どうしても慢性感から手を抜きたくなったりもしますもの。そんな時にモチベをあげるエピソードはききます。
でも、頑張りには限界があるのです。
厄介なのは、この限界が自分でわからないことなんですよね。
人と比べて頑張れていないなと思って奮起してもいいのです。
人と比べて頑張れていないと思っても、無理はしなくていいのです。
自分が今どちらかは、恐ろしいことにわかりません。
だから、人それぞれ、スペックや限界値が違うということだけは忘れないようにしようと思います。
っていうことを、寝ながらつらつらと考えた連休でした。
先述の通り、頑張ってた、大変だった、楽しかった。そんな話は耳に入りやすいですからね。
GW結局何もしなかったなーとか10日も休みあったのに何してたんだろう……とか、人と比べてへこんじゃっている人のために、気にしなくていいんだよとお伝えしたくて、あえて、ほとんど何もしなかった側の人の話をおいておきます。